ホテルほど素晴らしい商売はない。
とりわけリゾートホテルほど素晴らしい商売はない。
人々に幸福をもたらす可能性のある楽園だからである。
経営の安定という最重要条件を手にすれば、
投資家、経営者、従業員、
そしてお客様のすべてが幸せになれるのである。


「姉さん、事件です・・・」でおなじみ(?)
石ノ森章太郎・原作「ホテル」のモデルとなった
“伝説のホテルマン”窪山哲雄氏の著作です。
熱いです。感動がつまっています。

氏の修業時代のエピソードをいくつか引用しましょう。

「ゴム手袋がここにあるんですが、使わないんですか?」
「使ってもいいけれど、ゴム手袋をしていると
汚れが本当に落ちたかどうかわからないだろう。
指でじかに触って初めて、かすかな汚れも
感じ取ることができるんだ」(帝国ホテル戸谷係長)

「受け入れというのは、どうしても人を受け入れることだと
思ってしまいがちですが、それは違います。
受け入れというのは、文化を受け入れることなのですよ」
(入江侍従長)


1977年7月13日。ニューヨーク大停電。
ウォルドルフ・アストリアホテルのロビーに
暗闇におびえた浮浪者たちが、大勢避難してきました。

排除すべきか、それともそのままにしておいていいのか。
まずはワンゲマン総支配人に報告し、
指示を仰ぐことになった。彼はじっと考え込んでいた。
「ホテル中のロウソクを集めてくれ」
それから思いもかけない言葉を発した。
「彼らに明かりと食事を提供するのだ」

高級ホテルにはおよそ似つかわしくない人たちを
追い出さないばかりか、食事を提供するという。
「総支配人、彼らが火事を出したらどうしますか?
スプリンクラーも作動しないのですが」
私は心配になって聞いた。

ワンゲマン総支配人は、
私の目を見てゆっくりとした口調で言った。
「暗闇の中で不安な気持ちでいた人間が、
明かりと食事を与えられたんだ。
そんな人間が火をつけたりするかね。
仮にそんなことが起こったら、
皆で協力して消せばいいんじゃないのかね」


この逸話をあえて紹介したということは、
つまり、もしも同じようなことが起こったら、
ザ・ウィンザーホテル洞爺は、みなさんを受け入れますよ、
できるかぎり守りますよ、と宣言していると
考えてよいのではないでしょうか。

窪山氏の心の中に、本物のホテルマンとしての誇りと
スピリットが燃えている限り、ザ・ウィンザーホテル
洞爺
はお客さんに感動を与え続けることでしょう。



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