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「お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践」: 勝間 和代

タイトルにまずビックリ。
真っ向勝負の剛速球です。

もし、私たちがこれまでのように受け身になったままでいると、
政府も資本主義も以前のように私たちを守ってくれなくなってしまった
現在、自分たちだけでなく自分たちの子孫までもが
格差に苦しむ可能性が出てきました。

私たちは働きすぎているから自由時間が少なく、
子育ても、金融を勉強する暇もなく、
金融の勉強をしないからますます働かなければならない、
という悪循環に陥っているのです。

しかし、それは違うのです。「金融の勉強をしないから、
いつまでも労働でしか対価しか得られないために忙しい」のであって、
かつ、「運用をしないから、いつまでも資金が少ないまま」なのです。

私は、資本主義というものは、厳しいいい方をすれば
「賢くない人から賢い人へお金が流れるしくみ」だと思っています。


じっと手を見・・・ている場合じゃないです。

つまり、当面必要のない普通預金や定期預金を
銀行に寝かせておけばおくほど
銀行側が儲かるだけで、私たちは損をしていることになるのです。


そのお金はいやおうなしに"賢い人"に運用されていて
相対的には目減りしています。

景気というものは、いかに住宅を買わせ、
いかに借金を背負わせるかというところで決まると
いっても過言ではありません。

なぜなら、住宅はこれまで述べたようにものすごく儲かる商品なので、
住宅メーカーにしろ、銀行にしろ、あるいは税金を徴収する政府にしろ、
そのほとんどは私たちに早め早めに住宅ローンを作らせ、
住宅を買わせるように操作しているといっても過言ではないからです。


「家の一軒も持たなきゃ一人前じゃない」
という時代は、とうの昔に終わりました。

ぼくたちは、住宅メーカー、銀行、政府が
自分たちの都合のいいように作り上げていた
価値観に、長い間踊らされていたのかも知れません。

これと同じように、株式なども、
証券会社や機関投資家が個人投資家を必要としています。
なぜなら、損をしてくれる人、つまり"カモ"がいなければ
機関投資家が得をできないためです。


この本は、金融初心者用に書かれたものだと思います。
「お金は汚いもの」
「お金は額に汗して得るもの」
「お金の話をするのははしたないこと」
「株は怖い」etc・・・

いつの間にか植え付けられた、上のような概念を
くつがえしてくれるパワーが、この本にはあります。

1万円から始めてみようと思います。



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